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2010年8月30日 (月)

風雨に耐えた蝶ヶ岳 -中編-

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ここまでのお話 プロローグ はコチラから
          前編     はコチラからどうぞ♪

8月15日(日) 2日目

昨夜は7時過ぎに早々と寝袋に入ったワタシ達。
お隣のおじ様の歴史話に少々邪魔されたが、しらない内に爆睡したようだった。
朝、外から聞こえてくる声を目覚まし代わりに、4時半頃目覚める。

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テントの外はすっかり朝だ。晴れを期待し夫に天気を見てもらう。
どうやら曇りのようだ。しかもいつ降ってもおかしくないような空模様らしい。
晴れじゃないなら・・・とまた目を瞑り、しばらく寝袋の中でうつらうつらしていたが
回りの声がだんだん賑やかになってきて再び目を覚ます。

勢いよく寝袋から出てテントの外に出ると
徳沢の朝はヒンヤリとした空気で包まれとても気持ちよかった。
水場の冷たい水で顔を洗うと、シャキーンと目が覚める。

R太郎は全く起きる気配がないが、朝ご飯の準備を始める。
今日のメニューは・・・ジャジャン

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                  カスクート&スープ

今回は、バゲットにカラシマヨネーズを塗ってロースハムを挟んだ簡単な物。
スープは無印のミネストローネ&オニオンスープ
このオニオンスープ、最高!!ドライフードなのにマジで美味しい!
レストラン(デ○ーズ)のオニオングラタンスープみたいな味でお勧め♪

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食後はコーヒーtime&濡れ物乾燥の時間。
今日は蝶ヶ岳へ登るだけなので、超ゆっくりペース。
まったりし過ぎて、出発の準備が終わったのは8時近くだった。(遅っ!)

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      長塀山(ながかべやま) 登山口

徳澤園の右端の辺りに登山口がある。草が鬱蒼と生えていて
『えっ?ココ?』って感じに見える。

歩き出すと、すぐ樹林帯の中だ。しかもいきなりの急登。
まだ山歩きに身体が慣れていないせいか、少々きつい。
足元を彩る花といえば、カニコウモリと花の終わったゴゼンタチバナだ。
彩ると言うには少々地味め。

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          樹林帯の中 ①

暗~い樹林帯の中は数日間の雨のせいで、足元はグッチャグチャ。

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          樹林帯の中 ②

水はけの悪い地盤なんだろうか?池のような水溜りが幾つもアリ。
しかも、長塀山山頂まで、道標が見つけ難く不明瞭な所もあったりで
下山してくる人が居て『あ、そっちだったのか』なんて思うこともしばしば。

歩き始めて2時間位経った頃だろうか、足が前に出ないで困った。
身体が重く歩けない。(体重のせいじゃない?ってツッコミは無しでw)
気を紛らわす為にチョコを1粒。そして1粒・・・また1粒。と
立て続けに5個食べたらやっと元気が出てきた。
もしや、これが有名なシャリバテ??

そんなこんなで登山口から約4時間半(休憩含む)長塀山到着。

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12:31  長塀山 山頂 2564.9m

眺望も無く狭い山頂。
先客が2組。1組は丁度発つところで、その場所でお昼にする。
後から来る方が2組も到着したので、食べ終えたらすぐに出発だ。

眺望無しの樹林帯歩きは長塀山までと思っていたのに
相変わらずの眺望無し&鬱蒼とした木々の中。
いい加減飽き飽きした頃、ちょっとしたお花畑に遭遇した。

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             花に囲まれる まさかの妖精の池?

これが妖精の池?妖精の池って言うには随分しょぼい感じだなぁ~。
どっちかって言うと 水溜り?
それでも久々に見る沢山のお花達に心は癒されるのだ。

この池からスタートするように、行く先々でお花が沢山♪

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             エゾジオガマ・キンポウゲ・モミジカラマツの群生

この先で、長塀山から抜きつ抜かれつを繰り返していたおば様と
若者のグループが前方でカメラを構えて立ち止まっている。
ん?これはワクワクドキドキ

傍まで行ってみると・・・

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             斜面一面に広がるハクサンフウロのお花畑

そこが正真正銘 妖精の池だった。
池の回りをうっすらとガスが流れてくる様。静かな水面。
そして可憐な花々の様子は、その名前に相応しい。

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           ガスが立ち込め 幻想的な雰囲気の妖精の池

久々に見る沢山のお花にテンション上がりまくり。
足が前に中々進まず、大幅にCTオーバーですな。

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キヌガサソウ・クルマユリ・ハクサンフウロ・エゾシオガマ・キンポウゲ・モミジカラマツ・
            ミヤマコゴメグサ・?・ムカゴトラノオ

花に夢中になって、ふと前を見ると、樹林帯の出口が見えてきた。

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蝶ヶ岳への稜線が見える。
山頂はすぐそこだと言うのに、足が止まる・・・

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           ハクサンイチゲとミヤマキンポウゲ

そう、目の前にはお花が沢山咲いているのだ。
盛りは過ぎているものの、ハクサンイチゲに会えるなんて・・・感激♪
そしてアッチにもソッチにも・・・わぁ~

               

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ハクサンイチゲ・ヨツバシオガマ・アオノツガザクラ・コイワカガミ・ミヤマキンポウゲ・イワギキョウ

余りの嬉しさに、ここで大分足止めを喰らう。
さぁ、そろそろ山頂へ向かおう。

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ハイマツを縫うように歩くこと5分。

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             蝶ヶ岳  2677m 

わーい!やっと着いたー!

回りはガスガス、眺望の山は何処へ行ったんじゃー!!
ってな景色だけど、嬉しい~~♪
近くにいたおば様が「早くしないとテント張る良い場所なくなるよ」と言うので
ワタシは受付に、夫とR太郎は幕営場所確保に急いで向かう。

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              蝶ヶ岳ヒュッテ テント場

さっすが稜線上のテント場だけあって景色は抜群!(晴れてれば)
コーラとビールで祝☆登頂ってことで乾杯し
夕飯にはさすがに早過ぎるので、穂高の山並みを拝みに行く。

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             蝶ヶ岳ヒュッテと常念岳

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             晴れてれば目の前に穂高連峰

がーん。やっぱり完全にお隠れになってるのね。
どうよ?この重々しい雲。
それでも風が強かったので、一気に吹っ飛ぶかと期待したが
かれこれ30分程粘ってみたものの、穂高連峰の山頂にかかる雲は
思いの外重く、感動する山並みを見ることは出来なかった。

しばらくの間、常念方面を眺めたり、安曇野方面を眺めたりして
雲の切れる時を待ってみたものの、代わり映えにない空に
諦めて夕飯の準備を始めることにした。

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ソーセージ・フリーズドライ系ご飯&パスタ・朝のロースハムの残り&カラシマヨ・麻婆春雨

最後の晩餐に相応しい、豪華(?)なラインナップ!
食べ終わるとやることがないので、また穂高の山並み見学に行く。
が・・・さっきより雲が重く立ち込めていた。

もう今日はダメなんだろうなぁ。星も見れないよなぁ・・・

ガックリ肩を落とし、早々と寝ることにした。
が、数十分経っても周りが賑やかで中々寝付けない。
目を開けてみるとテントの外もまだ明るいようだ。
夫に時間を聞くと「7時すぎ」だった。

天気が悪いのに、こんなに明るいわけが無い。
外の様子を見てもらうと夕焼けが出てるって!!!
ぎゃおーっ!って感じで寝袋から急いで出て、カメラを持ってダッシュdash

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            静かに暮れていく 穂高連峰

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             穂高岳山荘に灯りが点る

今日の終わりに穂高の山々を見ることが出来てよかった。
それだけで何かをやり遂げたような充実感。
穂高の山が眠りにつく頃、ワタシも深い眠りについた。


後編へ続く。

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山登り」カテゴリの記事

コメント

かわみんさん、おはよ♪

徳沢から蝶まで結構長い地味ルートなのね・・・^^;
歩き外がありそうだね。
私は地味ルートも大好きだけどね♪
でも、登る時は雨じゃなくって良かったじゃない!
それに妖精の池なんてあるんだ~!
お花もいっぱいだし、いいね。
五竜もそうだったけど、北アはこの季節でもまだまだ
お花を楽しめたね❤

朝ご飯も夕飯も美味しそうだなぁ。
かわみんさん家みたいにキャンプ慣れしてると
やっぱり違うなぁって感激しちゃうもん。
これからも参考にさせてもらうね♪

見れないと思ってた夕焼けも綺麗だし・・・
いい一日だったのね、良かったあ。
こっちまで嬉しくなるわ。

続き待ってます(^_-)-☆

投稿: 矢車草 | 2010年8月31日 (火) 09時00分

clover矢車草さ~ん、こんばんはー&コメントありがと☆

徳沢~蝶ヶ岳っていうより、長塀山までが長いかな?
だって、何にもないんだもん。
面白くない木ばっかりだしw
でも長いと言っても矢車草さんちだったら、もっと早いと思うよgood
長塀山山頂まで標準CTは3時間40分だもん。うちは4時間半かかったからね~遅すぎなのですcoldsweats01

で、妖精の池。名前が可愛いでしょう?
小さい池なんだけど、池の周りがお花畑になってるの~
ホントに妖精が住んでるみたいな静かで小さな池です♪

山ご飯は、幾らキャンプ慣れしてると言っても
オートキャンプとは全然違うから結構悩むんだよねsweat01
今回は2泊ってことで、出来るだけドライフードを使ったし
あんまりオサレではなかったのよ~^^;
あ、でもバゲットはいいよ。味わい深くて潰れないから!happy02
今度はアルファ米の白米でお茶漬けだな♪
荷物の負担が少なくて美味しいご飯を目指してます♪♪v(⌒o⌒)v♪♪イエーイ

で、夕焼けなんだけど、ホントに陽が落ちる寸前だったの。
ほとんどが闇に溶けそうな、ほんのちょっと前に見れました。
あれだけ天気が悪かったお盆だったから、尚更嬉しかったな~

後半、あとちょっと頑張るねrock

投稿: かわみん | 2010年8月31日 (火) 21時24分

おおおおおおおー!

何て美味しそうな山ゴハンなんだぁ~!
かわみんさん、チーム.相方の資材調達&シェフにスカウトしたいっ! lovely

あああああああー!
妖精の池だぁ!

私が徳沢でバイトしてた頃に良く出没していたので、そう名づけられたんです!

・・・もちろん、大ウソです。
もし、そうだったら、猿池という名前になってたな。 bleah

長塀山までが長いんですよね。
天気がいいと、途中から穂高も見えるんですけど。
でも、お花はいっぱいでしたね。
ほんとに綺麗!
そこで停滞しちゃうのは当然ですよー。

ちょうど、かわみんさんちの10日前くらいに同じ山頂に立ってました。
やっぱり、すっきりは晴れてくれませんでした。
今年はお盆過ぎの方がかえって天候が安定してるような気もします。 weep

でも、紅く染まる空と穂高のシルエット、綺麗ですね。
翌日が楽しみな夕焼けです!

投稿: ヒサ | 2010年9月 1日 (水) 18時56分

cloverヒサさ~ん♪こんばんはー&コメントありがとう☆

そ・・そ・・・そんなに驚かなくても~^^;;
驚くほどのメニューではないですぞぉ~
アルファ米出来るの待つより早く出来るメニューばっかりですscissors
チーム相方の資材調達(これはわからんw)&シェフ?
え~え~喜んで~♪

で・・・・
ええぇぇぇぇぇぇ?
ヒサさん、徳沢でもバイトしてたの??
きゃー羨ましい~~~あたしも徳沢でバイトしたーい!
夏中、アノ辺りにいたーい!!
あぁ・・・ヒサさんがよく出没するから妖精の池。
うん。まぁ、それもアリかな?w可愛いから許す!ww

で・・・そうだよね~そうなの。
蝶ヶ岳の山頂標識の前や瞑想の丘で
『あ~ヒサさんが居た場所にいるんだ~~』
と、なんだか感激でした♪不思議な感じ^^

仰る通り、お盆のあの週はほんとに最悪で
天気を出発前に調べたら、北アは全滅。
唯一晴れてたのは八つの夏沢峠だけだったんですよね~
次週に行けたヒサさん達はラッキーですぞnote

後編、ボチボチ始めます。(始めてないのかよっ!てツッコミは無しで^^)

投稿: かわみん | 2010年9月 1日 (水) 21時59分

かわみんさんこんにちは。
すっかり出遅れてしまいましたが、まずは山にいけてよかったね、でしょうか(今頃)

で、蝶が岳、いいな~、私は未踏です。
景色がすごく良いって評判ですよね。
テント場、広いんですね、下界から見たら涼しくてホント天国だね。
いつか行ってみたいけど、なかなかハードらしいので・・・かわみん一家全員パワフルですね!
R太郎君もすごいなぁ。
山で子供が登ってるの見かけるとホントにえらいと思う。
小さいコなんて自分の身長の半分くらいの高さの岩を登ったりするんだもんね。
すごいわ。

あ、あとハクサンイチゲ♪いいな~まだ見たことないです。

投稿: cyu2 | 2010年9月 2日 (木) 11時03分

clovercyu2さーん、おはよう♪&コメントありがとう☆

はい、まずは山へ行けてよかったです^^;
もしかしたら行けなくなるかも?と言う不安があったので^^

蝶ヶ岳は去年、アフーさんのレポ見てから絶対行きたいな~と思ってた山なのです。
アフーさんの写真のような素晴らしい眺望は得られなかったけれど
それでも、悪天候の時にしか見れない景色も見れたし
お花も思った以上に咲いていたし
稜線上での初テン泊は最高でした♪(強風は除くw)
テン場はとっても広くて目の前は安曇野。
天気さえよければ、すっごいハイテンションになりそうな場所です^^

で・・・徳沢~長塀山は我が家にとってはヒーハーだったけど
cyu2さんなら全くモーマンタイだと思うな~
うち、全然パワフルじゃないもん。マジデ・・・。
それに、樹林帯歩きが大嫌いなもので、3時間以上もだと
完全にヘタレます。

R太郎はジャンボリーで鍛えられたのか(宝永山に登ったらしい)
1度も文句を言わなかったです。
「ね~まだ~?」「疲れた~まだ~?」
って言うのが毎度の台詞なんだけど、1度も言わなかった。
ちょっぴり成長したのかもしれんです。
まぁ、部活で鍛えてるのもあるだろうから、
体力的には、ワタシなんかより全然あると思うんですよね~
こっちは衰退していくばかり。。。(;´д`)トホホ

投稿: | 2010年9月 3日 (金) 10時21分

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